2024年1月7日から放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」
柄本佑さん演じる藤原道長が、吉高由里子さん演じるまひろに贈った、
という歌が、どういう意味??と話題です。
どういう意味なのか、気になりますよね。
そこで今回はこの意味や現代語訳について調査したのでご紹介します!
・「ちはやぶる神の垣斎(いがき)も越えぬべし」の意味・現代語訳
・「ちはやぶる神の垣斎(いがき)も越えぬべし」の元ネタ・百人一種
・「光る君へ」第6話への視聴者の反応
では、最後までお付き合いください。
「ちはやぶる神の斎垣(いがき)も越えぬべし」の意味や現代語訳
光る君への第6話「二人の才女」で、最後に藤原道長からまひろに歌が贈られます。
贈られた歌がこちら。
これだけだと、和歌に馴染みがないとよく分かりませんね。
この歌に込められた意味は以下になります。
神さまの定めた境界線でさえも。
まひろ(のちの紫式部)に藤原道長が贈ったラブレターですね!
ではそれぞれどういう現代語訳になるのか紹介していきます。
まず「ちはやぶる」は、漢字で表すと「千早振る」となります。
この意味は、たけだけしい・ 荒々しいほどに早く・素早くといった意味です。
引用:Weblio古語辞典
続いて、「神の垣斎(いがき)も越えぬべし」の部分です。
この「神の垣斎(いがき)」は、神社や神聖な場所を囲む垣根を示す意味だとか。
<参考>
普通の垣根ではなく、神々が住まう社などの垣根なので、軽々しく超えてはいけないものです。
ですが、そんな「神聖な神の垣根を超えてでも、愛しいあなた(まひろ)に会いたい!」という情熱的な内容ということになります。
とても情熱的な歌ですよね!
最後の「恋しき人のみまく欲しさに」についてです。
これは先ほどもご紹介した通り、「恋しい人・愛しい人のためならば」という倒置法的な考え方ですね。
このような気持ちを歌で表現するあたりが、平安貴族らしく、風情のある表現の仕方ですよね!
なぜこの歌が話題になっているかというと、現代語訳がなかったからです。
「光る君へ」の中では、出演者たちが歌を詠み上げるシーンがあり、同時に現代語訳が俳優さんのナレーションで入っていました。
しかし、この歌に関しては現代語訳はなく、贈られた歌をまひるが無言で抱きしめるシーンで、ドラマは終了しました。
そういったあえて現代語訳をナレーションしない演出と、無言で抱きしめることで、まひるの切なさが伝わってくると同時に「どういう意味なの!?」と気になる終わり方だったのです。
今回はドラマの中での歌でしたが、実際に元ネタはあるのでしょうか?
実は実際にある歌のようです。この後紹介していきます。
「ちはやぶる神の斎垣(いがき)も越えぬべし」の元ネタ・百人一首
「ちはやぶる神の斎垣(いがき)も越えぬべし」の元ネタ・百人一首は「伊勢物語」です。
伊勢物語は、平安時代初期に実在した貴族である在原業平を思わせる男を主人公とした和歌にまつわる短編歌物語集です。
伊勢物語の第七十一段に出てくる歌のようですよ。
では、そんな「光る君へ」の第6話をみた視聴者の反応はどうだったのでしょうか?
このあと紹介していきます。
光る君へ第6話の視聴者の反応
視聴者のみなさんは、道長とまひろの関係に、キュンキュンしながら見ているようですね!
後半も楽しみです!
まとめ:【分かりやすく】「ちはやぶる神の斎垣(いがき)も越えぬべし」の意味や現代語訳は?(光る君へ)
いかがでしたでしょうか?
今回は「ちはやぶる神の斎垣(いがき)も越えぬべし」の意味や現代語訳を紹介しました。
引き続き、「光る君へ」が楽しみですね!
それではまた!